やさしい自分でいれば人生はまわっていく?/スイート・ホーム 原田マハ [読んだ漫画/本/雑誌の感想]
「スイート・ホーム」というやさしい感じのタイトルに惹かれて読んでみました。
やさしい街のはなし
スイート・ホームという名にふさわしいケーキ屋さんの話です。
しかも、兵庫・宝塚が舞台。
大阪に住んでいる私にはなじみやすいものでした。
ケーキそのものが大事なものをしめている話ではありませんでした。
優しい人たちの話です。
変わりたいけれど変えたくない
印象的なのは最初の「スイート・ホーム」という話。
元宝塚ホテルのパティシエのお父さんとそのケーキに惚れたお母さんの子供の主人公。
何事も特徴のない人生に諦めかけている。
特に生活に困っていないし家族とも仲が悪いわけではない。
けれどモヤモヤする。
それが私に似ているな、と思いました。
人生に(というか恋愛)いい意味で変化が欲しいのに踏み出せないんだよなー。
でも不意にその変化がやってくる。
結果的に坂を上がっていくところに勇気をもらえました。
自分を無理やり変えなくてもいいのかな、って。
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