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最期の母親の言葉に救われたのでは?/ギフテッド :鈴木涼美 [読んだ漫画/本/雑誌の感想]

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あらすじ


歓楽街の片隅のビルに暮らすホステスの「私」は、重い病に侵された母を引き取り看病し始める。
母はシングルのまま「私」を産み育てるかたわら数冊の詩集を出すが、成功を収めることはなかった。
濃厚な死の匂いの立ち込める中、「私」の脳裏をよぎるのは、少し前に自ら命を絶った二人の女友達のことだった――

ギフテッドとは


意味を調べたら「平均より著しく高い知的能力を指す用語。」とでました。
才能を持ってる子、ってことかな?

今回の主人公の才能は「男好きのする肢体」。
母子共にそれがあったから夜の世界で積極的に体を売らなくてもお金に困らなかった。

でもその才能に「私」は特に何も思ってなさそうなんですよ。
「厄介なもんもらったな」とか「得したぞ!」とか・・・。

贈り物をもらったからって青天井に喜ぶ人ばっかりじゃないってことなのかそれ自体に気づいていないのか。

愛されたかった


淡々としている主人公ですが母親に愛されたかったんだろうな、って思いました。

病床に伏している母親に向けて言った「私のことそんなに嫌じゃなかったでしょう?」に詰まっています。

本当は「好きでしょう?」って聞きたかったのかもしれません。








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